人生

【人生】「転職を考えている」と言う人について

どうもせぱです。
筆者は30歳までに転職2回、その後独立してフリーランスとなりました。

比較的転職回数は多い方で、そんな経歴からか時々相談を頂く内容が、、

「転職を考えてるんだ …」

by:数々の知人

というか私も、友人や先輩やしょっちゅう相談しておりました。笑

今回はそんな相談に関して、自身の経験を踏まえて、語りたいと思います。

相談者の方(相談を受ける方にも)が、なにか前進する参考になれば幸いです。

多くの人は、転職は考えてる?

まず一番に思うことは、転職を考えたことがある人はかなり多いのではないかと言うことです。

これは筆者の実体験からで申し訳ないのですが、仲良くなった知人や友人にそう言った話をすると、「転職は全く考えていない、考えたことない」という人は、ほぼいませんでした。

(私がそのような性質の方と仲良くなる傾向が強い為なのか…?)

一回り年上の方だと考えていない方も多いかな?と感じますが、そんな方も昔は考えたりしたことがあるのではないかなぁ…なんて思ったりします。

考えてる?≠思い出している?

実際に転職を考えているという人の相談に応じていると、様々な疑問が浮かびます。

「なぜ転職を考えたのか?」など、質問を投げかけていくうちに、相談者さんの考えが非常に抽象的であることに気が付きます。

そこで、「本当に真剣に考えているのか?」などと嘲笑してはいけません。恐らく相談者さんの悩みは真剣なものであることも想像できます。

ではなぜ、考えに一貫性が生まれないのか?

それは恐らく「考える」という行為が、実際には「思い出している」にすり替わっているからではないかと推測します。

長期間で転職について考えているという人は、長期間で自分の転職に関する情報を思い出している状態であるように感じます。(私もそのような時期がありました。)

気づいたら、何か月も同じことを思い出しているような状態でした。

自分は今本当に考えられているのか?必死に情報を思い出している状態なのか?判断してみると良いかもしれません。

どのように考えを前進させるか

では、どのようにすれば、考えとして思考を前進させることができるのか、

書き出す

考えが進まないと悩む場合、基本的にこれにつきると思います。

どんなに記憶力が良い人でも、記憶には限界があります。ので、紙に書くなど何らかのアウトプットをして、自分の考え、情報を俯瞰的、客観的に可視化することが重要だと考えます。

これによって、思考をまとめたり、不足している情報が明確になったり、考えに一貫性を持たせるように編集することが可能です。

例えば以下のようなことを書き出してみて、自分の価値観などを明確にしてみても良いかもしれません。

  • なぜ転職を考えているのか?
  • 今の仕事の良いところは?
  • 今の仕事の悪いところは?
  • 尊敬する人は?
  • 自分の長所は?
  • 本棚にはどんな本が多い?
  • 5年後どんな暮らしをしていたい?
  • 親友はいるか?
  • どんな仕事に興味がある?
  • どうしてその仕事に魅力を感じる?
  • 転職で、どうしても譲れない条件は?

紙以外でも、以下のようなマインドマップと呼ばれるソフトで書き出しを行うのもオススメです。
※MindMasterはある程度まで無料で使用できるのでオススメです。

他者に尋ねる

友人や、同僚などに、具体的に尋ねることも非常に効果的であると考えます。

例えば、自分の長所について尋ねてみましょう。「やっぱり〇〇なところかな~」など、きっと普通に答えてくれるでしょう。意外と自己評価との相違点もあります。周りにはそのように見えてるのかと、自身の強みが明確になっていきます。
可能であれば、複数人に自身の強みを尋ねましょう。同じような内容が見受けられる場合は、きっとそれはあなたの最も評価されている長所でしょう。

また、現在の会社や仕事の内容について不満に思っていることは、他者からみて自分に原因があるように感じられるのか、会社や仕事内容に問題があるのか。客観的な意見も取り入れることでより情報を俯瞰してとらえることができるのではないでしょうか。

転職と思考の飽和点

上記のように、転職する為の情報のアウトプットとインプットを繰り返すことで考えを前進させていくことを実感すると、この行為にゴールはあるのか?と考える人もいます。「準備はいくらしても困らないから」と。

令和元年に最も売れたビジネス書として有名な、 ロルフ・ドベリ の『Think clearly』では、一定の水準まで考えが到達すれば、それ以上考えることは無意味である。と思考の飽和点というものがあると述べられています。

  • 参考文献:『Think clearly』ロルフ・ドベリ/著 安原実津/訳 サンマーク出版

非常に興味深く、納得のいく話であるとおもいます。コップの水がダダもれているようなイメージです。

転職する為の情報を書き出し、整理した自分の考えを見て、ある程度転職への考えがまとまっていたならば、きっと飽和点に達している場合があります。是非行動をしてみましょう。

転職活動はノーリスク?

転職には一定のリスクは伴うかもしれませんが、転職活動自体はノーリスクです。

ある程度、考えが固まったら転職活動を始めてみると良いでしょう。

転職エージェントに相談することで、自身の市場価値が明確になるでしょうし、現在の会社の良い点や悪い点も具体的に比較することが可能です。

また、仮に転職を検討している会社から、内定を頂いたとしても、辞退することだって可能です。

つまり活動自体にリスクは伴いません。

まとめ

いかがだったでしょうか。

「転職を考えている」人は本当に考えられているのか?考えが前進しているのか。転職に限らず、同じ悩みをずっと抱えている場合にも同じことが言えるのではないでしょうか。

考えがある程度まで昇華しきっているのであれば、是非行動してみましょう。

私は周りの方で転職したことに後悔している人は、ほとんど見たことがありません。(もちろん、内心はわかりませんが、、)

ただ、私は転職したことによって、確かに苦しい時期はありましたが、後悔したことは不思議とありませんでした。(今だからそう思うのでしょうか。)

転職を決意した当時のこと、鮮明に思い出すことはできませんが、当時の自分も相当考えて転職を決意したことは確かで、きっとそれ以外の選択肢は無かったんだろうと思ったりします。

「転職を考えている」と言う人にも言われる人にも、なにか気づきになれば嬉しいです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA